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2012/09/21

もっとよくなる学校教育〜1

中学および高校で三十年近く教育に携わってきた者の目線から、現在行われている我が国の学校教育について考えてみたい。

なお、私は現在、公教育に関わっていない。したがって、比較的自由に発言できる立場にいる。現職教員が言いたくても言えないことも代弁できればと思う。

学校教育について一文を草する気持ちになったのは、このままではこの国はヤバイ!と心から思うからだ。子どもたちが卒業後必要になることを、教えているとは思えないからだ。昔からやってることをただくり返すだけの時代遅れの学校。学力をつけることだけが最大目標で、心豊かな生徒が育たない学校。共感力が低く独善的な「頭のいいバカ」を輩出している学校。…そんな学校がごまんとある。

この国の学校教育は今すぐ改善されなければならない。そうしないと、日本は世界の中で取り残されてしまうだろう。今後ますます進むであろう、グローバルなネットワーク社会からはじき出されてしまうだろう。

以下、学校教育を取り巻く課題について、まず、ひとりブレストしてみる。その中から特に重要と思われる問題について、順次、深掘りしていきたい。

・いじめ → 自殺
 「みんな違ってみんないい」はかけ声だけ
・先輩後輩(学校内では1年違うとえらい違いだが、学校外では年長者に敬意を払わない → 日本化した儒教ルール? → 村社会ルール)
・形骸化した教育委員会(名誉職としての教育委員)
 公選制を再考しては? 地域の住民が教育委員の顔と名前を知っている社 会に(アメリカではそう。それだけ教育は国の未来にとって重要と考えられている)

・管理職や指導主事になる人のタイプ・思考パターン
・校長・教頭の資質、権限
 教諭を指導しない管理職(誰も悪者になれない。部下を叱れない)
・上下関係のない教員社会(指揮系統が不明確)
・チームになっていない教員集団(ベクトルがてんでばらばら)
・「上司」がいないため若手教員が育たない
 炉辺談話なし(先輩の経験が後輩に受け継がれる時間がない。飲み会も少ない。)
・社会経験が少ない教員
 若いときから誰にも指導されない 

・先進国最低の教育予算
・事務職員の削減 
 本来事務職員がすべき仕事を教員が肩代わり→ 教員の仕事の増大
・PCを使う作業の多さ
・アンケートや報告の多さ(一度指令が来て始まると毎年続く。例、O157がはやると給食のチェック項目が増え、毎回記入しなければならない。←本来、給食センターが行う仕事)
・多目的人間としての教員 ひとり平均11役で給料は一人分
・生徒と接する時間の激減
・教材研究をする時間の不足
・素人の教師が担当する部活
・土日部活の指導をすると、余暇(本を読んだりして人間として成長する時間)がなくなる

・成果主義、数値主義の学校への導入(民間企業のまね)
 教育は数値化できない部分が多い
・信頼性の低い教員評価(校長の出張が多く、教諭をよく見ていない)

・日教組の問題(最初から管理職と対立関係。是々非々で協力する柔軟性がない。)
・日教組が植え付けた悪平等主義の弊害 → 個性を認めない

・モンスターペアレンツ
 教育の学校への丸投げ(アウトソーシング)・・・学校任せで非協力的な親
 しつけも学校の仕事
・生徒=お客様=神様ではない
・学校はサービス業ではない

・知育偏重、知識を統合する力(編集力)を育てていない

・国語教育の問題(漢文古文の割合多すぎ。国文法は必要最小限に。品詞分解などいらない。)
 発信型の日本語教育を(会議やプレゼンの仕方など)
・漢字学習の負担が大きい → 漢字の簡略化をなぜ論じない? 中国の簡体字をみならうべき
 読めればいいだけの漢字と書けなければいけない漢字を明確に区別する
 「薔薇」は書けなくてよい。中高生は、漢検準1級以上を取る必要はない
 基礎の礎は18画もある。小中学生の漢字学習に掛ける時間を減らすことで他の学習時間が確保できる。

・英語教育
 小中高と一貫性のない英語カリキュラム
 到達目標の明確化、英語教員の再教育

・教員は聖職ではないし、学校は聖域でもない
 地域の人にとって敷居の低い学校へ
・学校が建前の場所になっている → 本音で語り合える場所に、子どもは親、地域、学校で育てる

とりあえずここまで。

 

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