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2012/09/19

反日暴動が予感させること

中国で反日デモ(暴動)の嵐が吹き荒れている。襲撃される
日本企業の映像を見て、とても悲しい気持ちになった。

なぜ中国当局は、暴徒の破壊行為や略奪を止めようとしない
のか? 

「愛国無罪」なので、愛国的行為は罪を問われないという。
そんな理屈が国際社会で通るはずもない。常任理事国である
大国中国とは思えない「国際非標準」だ。

今回のバンダリズム(破壊行為)の中心は、映像を見る限り、
20〜30代の若者が中心。

反日教育、ボーリンホウ(80后)、一人っ子政策、小皇帝、
蟻族といった言葉が浮かぶ。

仕事を持たず、不満が日々鬱積している若者が多いことも想
像できる。

彼らにとって、反日デモはかっこうの憂さ晴らしになったの
だろう。 

20年後、彼らが社会の中心になったとき、中国はどうなっ
てしまうのか不安を覚える。


それにしても群集心理とは恐ろしい。共産党がこの国を治め
る困難さがよくわかる。群衆に、いったん火がつき暴徒化す
れば、軍も警察も止められないだろう。

それに、軍が制圧に乗り出せば、すぐに国際社会から「人権
無視」と非難される。(天安門事件で懲りている。)かとい
って、放っておくわけにもいかない…。


あの若者たちのノリは、何かに似ている…と思ったら、学生
時代にやった「イッキ飲み」を思い出した。周囲にけしかけ
られ、普段やらないことまで平気でやってしまう。みんなが
喜んでくれるから自分も楽しくてしかたがない。

若者たちの不満の矛先は、今は反日でも、今後反共産党、反
富裕層、反権力に向かうことは、テレビのコメンテーターに
言われなくてもわかる。


共産党の舵取りはますます難しくだろう。

やはり近い将来、中国は分裂の道をたどることになるのか。

一つのイデオロギーで、あれだけ多くの、そしてさまざまな
欲望と主張を持った民衆を束ねていくのは至難の業だ。


反日デモ(暴動)は若者たちにとって「祭り」だった。五星
旗を振り笑顔で参加する者、スマホで写真や動画を撮りまく
る者…。

リアルタイムで発信され拡大する情報を、当局はコントロー
ルできない。


今回の暴動は、中国の近未来を予感させる出来事だ。

チャイナリスクの最悪のシナリオを想像し、先読みしておく
ことが必要である。

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