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2012/06/11

ロンドン五輪、開会式を楽しむために(4)

ロンドン五輪の開会式までに、ショーのモチーフになる 『テンペスト』について知ろう!のシリーズ、第4回です。一応、最終回です。

今回は、主要登場人物とあらすじをみておきましょう。

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主人公:プロスペロー(元ミラノ大公)
娘:ミランダ

2人は、プロスペローの弟、アントニオーの陰謀により国を追われ、流れ着いた絶海の孤島で魔法を研究しながら暮らしていた。

12年後、ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントニオーを乗せた船が大嵐 (tempest) に遭い難破、主人公と娘が住む島に漂着する。

実はこの嵐、主人公が手下の妖精アリエルに命じ、魔法の力で引き起こしたものだった。12年前の復讐をするために。

悪役のアントニオーは、ナポリ王の弟セバスティアンを唆し、王殺害を計る。 

また、島に住む怪獣キャリバンを味方につけ、兄プロスペローを殺そうとする。

いずれも妖精アリエルの魔法により未遂に終わる。

ナポリ王子ファーディナンドは主人公の娘ミランダと恋に落ちる。

主人公の復讐は成功し、さらなる復讐を考えるが思いとどまり和解する。ファーディナンドとミランダの結婚式が執りおこなわれる…。
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一言でいえば、王位をめぐって巻き起こる復讐と和解の物語です。

魔法を使うのも、イギリスらしいですね。

有名な台詞がいくつかあるようですが、そのうちの一つが怪獣キャリバンの台詞です。

Be not afeard. The isle is full of noises,

Sounds and sweet airs that give delight and hurt not.


The isle = The island → 大ブリテン島です。
noisesにはネガティブな意味もありますが、ここではSounds and sweet airsと続き、give delight and hurt not (=do not hurt) とあるので、心地よい音と考えられます。

開会式の芸術監督、ダニー・ボイルは、この大ブリテン島に響きわたる不思議な noises を鐘の音で表現します。そのため、重さ23トンもある鐘を特別に製作したそうです。

世界各国から集まったアスリートたちを歓迎する鐘。
どんなことも可能にしそうな不思議な鐘。

いったいどんな鐘の音が響きわたるのでしょうか。 開会式がとても楽しみです。

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