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2012/04/11

春をさがしに(4)

旅日記 1日目の続き(夜)

20年ぶりの再会は、照れくさく、テキトーな感じになってしまった。アメリカ人ならハグするところだが、なにせ留学後20年も経ち、日本文化にどっぷり漬かっている。

彼女(○○ちゃんと呼んでいる)の軽に乗せてもらい、鴨川の細い路地を何度も右左折を繰り返し、目的地に向かう。

お互い外見は横に引き延ばされてしまったが、話をすれば、20年前に記憶が巻き戻されていく。

運転はうまいが、やけに車が揺れる。それでなくても方向音痴のオレには、もうどこをどう走っているのかわからない。鴨川の景色は目に入ってくるが、意識の焦点は、20年前のアメリカイリノイ州にあり、なんとも妙な気分だ。

和風居酒屋「四季」の前で車は止まった。小上がりに差し向かいで席を取り、お互いの記憶を持ち寄りながら、過去の修復作業を始める。5時間はいたと思う。その間彼女は、ウーロン茶数杯飲んだだけで、たいていの酔っ払いより、もっといっぱい話をした。

20年前のこと、今のこと、未来のこと、仕事のこと、家族のこと、鴨川のこと、などなど。

  朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。 (かな?)

食べたもの(あやふや)
・突き出し(あじのたたき?)
・くじらのたれ
・刺身の盛り合わせ
・大根サラダ(パリパリで大根が反っている)
・味噌きゅうり
あと1品くらいあったような…

くじらのたれは、インパクトが強かった。(他に何を食べたか忘れるくらい。)たれといっても別にくじらの成分から作った合わせ調味料ではなく、たれに漬け込んで天日干しにしたくじらの赤身肉のことをいう。千葉県南部安房地方の特産品らしい。ビーフジャーキーに近いと言えば分かりやすいか。
スルメのように軽くあぶってマヨネーズをつけていただく。色は黒く弾力があり、ややクセがあるが酒の肴としては最高だ。15本くらい出てきて、これは食べきれないなと思ったが、帰るときには平らげていた。

Images

刺身は、カツオを食べたいと思っていた。太平洋側で食べるカツオは味が全然違うと、どこかで刷り込まれている。そう思って食べるから、余計おいしい。(他に何の刺身を食べたか覚えていないくらい。)

味噌きゅうりもおいしかった。太陽をたくさん浴びた新鮮なきゅうりに味噌をつけて食べる。味噌といっても普通の味噌ではない。クルミとか鶏肉とか入っている。(他にもう2つくらい入っていたと思うが失念した。ニンニクは入ってたかな?)きゅうりにつけるには粘着力が足りないが、器用な人なら上にのっけて食べることができるだろう。自分も最初はのっけて食べていたが、だんだん面倒になってきたので、きゅうりをかじってから味噌を箸で取って口に入れて食べた。ふくよかな甘みがあり、具材の味がうまく調和していて、食感も楽しい。

生ビール中2杯。地酒の腰古井を燗で4合飲んだところで、ギブアップ。

宿まで送ってもらい、長くて大満足な1日目が終わった。

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