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2011/12/31

つながる力

大きな揺れのあと 大きな波が来た 
2つの大きな箱が破裂し 白い煙と見えない煙を吐いた

人々はすぐに動いた 波紋のように支援の輪が広がった
人間のやさしさ、良心、善意・・・人と人がつながる力

日本とアメリカがつながる
日本と台湾がつながる
日本と中国、韓国、ロシアがつながる
日本が世界中の国々とつながっていく


国と国の経済がつながる 
FTA EPA TPP
つながってできるブロック経済、という皮肉  


ツイッターがつなぐ
フェイスブックがつなぐ
mixiがつなぐ
Google+がつなぐ 
SNSがつくる新たな世界

中国版ツイッター、ウェイボー vs. 共産党  

インターネットが人々をつなぎ 
デモが起きる 民衆が蜂起する
アラブの春 (春よ来い!)


けれども
地方は東京とつながらない 
道路と鉄道で結ばれていても  
つながっていない

地方を吸い上げる装置、TOKIO
一極集中を続けるブラックホール   


世代と世代がつながらない
親と子がつながらない
子ども同士がつながらない
男子と女子がつながらない
夫婦がつながらない(物理的に)

年寄りと若者がつながらない
金持ちと金を必要としている人がつながらない
正規と契約がつながらない
子どもと保育所がつながらない
健常者と障害者がつながらない
被災者と義援金がつながらない  

政治が生活とつながらない
税金が暮らしにつながらない
資本主義が心の豊かさにつながらない

国と国民がつながっていない

野田どじょう内閣が消費税の必要性を国民に語らない
(野党より国民に語れ!)


けれど、日本は世界とつながっている

そして、日本人には世界を幸福にする力がある

今は震災に傷つき 少し内向きになっているけれど
心の中に隠しもっている「楽天性」+「自分を信じる力」 

だから、きっと立ち直れる
いや、立ち直る

そして、私たちが日々の長時間労働で築き上げ蓄えた豊かさと知恵を

世界にそっとおすそわけしよう (MOTTAINAIの次は、OSUSOWAKEだ!)

見返りを求めず、世界の人たちと分かち合おう

これが日本のビジョンでありミッションである!

人類を幸せにする国、NIPPON--人を幸せにする幸せ


「世界のすべての人たちが幸福にならなければ、個人は決して幸福になれない。」 by 宮沢賢治


しずく、光、風、雲、草木、動物、月、星、銀河・・・人は森羅万象とつながっている 宇宙とつながっている


アイコンタクト  → イメージの共有 → 心がつながる → パスがつながる
→ ゴール、  ゴール、  ゴーーーーーーーール

なでしこたちが見せた、つながる力のすさまじさよ!

三が日は完全休業に

三が日に働く人が増えたのはいつ頃からでしょうか? 

一説によれば、1995年(H.7)にダイエーが始めた元日営業の影響が大きいと言われています。

三が日は、休むべきです。

お正月は日本の文化であり、三が日は家族が一緒に過ごす大切な時間です。普段会うことのない友人たちと旧交を温める時間でもあります。

三が日にはお金を使ってはいけないという教えもあるそうです。新年早々お金を使うとその一年、浪費癖が抜けなくなるとのことです。

お正月は日本の大切な文化です。

特に小売業は、完全休業すべきです。スーパーやデパートで正月もなく働いている人たちのことを考えてください。彼らは収益向上しか頭のない経営者によって、家族と過ごす権利を奪われているのです。

便利さに慣れてしまった人は、困るなあと思うかも知れませんが、昭和の日本はそうでしたし、現に、銀行は今も昔も休んでいます。

小売業も銀行並みにすればよいのです。

警察、消防、医療、交通機関、電力会社そして自衛隊の人たちを除き、三が日を休めるように、場合によっては法律を作ってでも、日本の文化を守ってもらいたい。(ドイツなどのヨーロッパの国々では法律で営業日や時間を決めているそうです。)

正月は、人々の「絆」を深める大切な時間なのですから。

2011/12/29

【万能川柳:揺れる】

大地揺れ 心も揺れて 年暮れる  With another year drawing to an end, I reflect on the quake that shook both the earth and my heart.

来年は辰年(year of the dragon)ですね。ブータンのワンチュク国王が残していった言葉を胸に、一歩一歩進みましょう。

There is a dragon in each and every single one of us.  Dragons feed on 'experiences.'  It becomes stronger and stronger over the years.  We must always be in control of that dragon.
(龍は皆さん一人一人の中にいます。龍は「経験」を食べて大きくなります。年を経るごとに龍は強くなるのです。私たちは、心の中の龍を常に見守り、大きく育てていかなければなりません。)※最後の文は意訳しました。

2011/12/27

2011年を万能川柳で振り返る

毎日新聞の3面に毎日18句載る、万能川柳のファンです。選者は「おしりだって洗ってほしい」で有名なコピーライター、仲畑貴志さん。普通の川柳よりストライクゾーンが広く、格式張っていないところが人気の秘密。毎月全国から1万1千通を超える投句はがきが寄せられます。 

ではさっそく川柳で今年を振り返ってみましょう。入選句から私のお気に入りを選ばせてもらいました。*は拙句です。ご笑覧あれ。

1月  真剣にタイガーマスク孫が待つ       チョロリン(川西)
2月 *大相撲あとは流れで ・・・(てんてんてん) 
3月 *原発の今の様子はドイツ紙で           
   *ACのCMこだましすぎてる           
4月  桜(はな)見てもパンダを見ても気は晴れぬ 山田和夫(東京)

5月  問題ないけれど避けろと放射能       荒川淳(神奈川)
    ビンラディンいないがテロはなくならず   江守正(射水)
6月  ギリシャ見て国の借金考える        園敏(池田)
7月  なでしこは強い女の意味になり       ばん沢英也(多摩)
   *あきらめぬ心なでしこ咲き誇る
    叩いてもアナログテレビ映らない      イチ"ロー(東京) 
8月 *節電にパンツ一丁で立ち向かう
        
9月  どじょうでも金魚でもいい早くして     赤ベコ(宇佐)
10月 一かじりりんご残してジョブズ逝く     プンプン娘(二本松)
11月 *大人ってメンドクサイと知る子役       
12月 *職として朝鮮にある泣き女          
     紳助がつまらなそうに観るテレビ      だてこき(宝塚)
     * 大地揺れ心も揺れて年暮れる         

いろんなことがあり過ぎる一年でした。
皆さま、どうかよいお年をお迎えください。

日本の共通プリンシプル

ツン読状態だった『ねじまき鳥クロニクル』全3巻(村上春樹著)をやっと読み終えました。平成9年に買ったもので、14年間も眠っていたわけです。

感想はさておき、「日本がなぜ漂流し続けるのか」のヒントになる箇所があったので抜き書きします。

「日本という国家が現在の時点で提供できるモデルは「効率」くらいである。(中略) どうすればものごとの効率がよくなるのか、戦後の歳月をとおしてそれ以外の哲学、あるいは哲学に類するものを我々日本人は生み出してきただろうか? しかし効率性は方向性が明確なときに有効な力である。ひとたび方向性の明確さが消滅すれば、それは瞬時に無力化する。(中略) 効率よく間違った方向に進むのは、どこにも進まないより悪いことである。正しい方向性を規定するのはより高度な職能を持つプリンシプルでしかない。しかし我々は今のところそれを欠いている。決定的に欠いている。」 [ 第3部鳥刺し男編、pp. 280-281]

プリンシプルとは、共通の価値基盤のことです。イデオロギーの対立もなく多様な価値観が存立する社会では、共通の価値基盤を早急に作らなければなりません。けれども、対話の伝統のない日本社会では進まない。閉塞感の源はここにあるのです。

そしてプリンシプルのないまま「効率よく間違った方向に進む」と確実に遭難します。

  せっかちに成果求める国になり (田中健一郎 鹿児島)

企業では成果主義が見直されつつあると聞きます。企業より10年以上遅れている学校現場では、今まさに成果主義が導入されつつあります。詰め込み型速成教育主義がはびこっています。教えてばかりで育てていません。子どもたちの未来が心配です。

2011/12/16

【万能川柳:忠臣蔵】

年末の 忠臣蔵は もうやめて  I am fed up with the historical revenge called 'Chushingura'
televised in every December.      

もういいかげん飽きました。来年こそは忠臣蔵を止めてほしい!
仇討ち、反対〜!

2011/12/10

もっと対話を!(3/3)

対話を阻むものは、日本人の心の中にあります。おそらく次のキーワードと関係があるでしょう。

遠慮、おもいやり、和を重んじる心、タテ社会、先輩後輩、官僚主義(由らしむべし、知らしむべからす)、巧言令色少なし仁、物言えば唇寒し、男は黙って…

一見して、儒教的道徳観を反映した言葉が多いですね。

さて、対話が大切と書いてきました。対話が人を成長させると思うからです。

異なる価値観を持つ人と接触することで、人は自分の立ち位置が見えてきます。外国に暮らすことで日本のことがよくわかった、とはよく聞く話です。また、対話ができる国はガラパゴス化することなく異文化のロジックにも対応、適応できます。世界の潮流からから離されることもありません。

日本人は地理的に辺境な位置にある島国に住み、異民族との接触も少なく、ましてや支配されることもありませんでした。この地理的、歴史的事情から、「以心伝心」に見られるような、言葉に頼らない独自のコミュニケーション・スタイルが生まれました。価値観が比較的均質な日本だからこそ可能だったのです。

しかし現代社会は価値観が多様化し、同じ日本人でも同じ価値観を持っているとは限りません。そのような状況で、昔ながらの非言語的あるいは上意下達的コミュニケーション・スタイルを取れば、どうなるでしょう?人々の心の中にストレスを生み、鬱病患者を増やすことになってしまいます。「おぼしき事言わぬは腹ふくるるわざ(徒然草)」であり、和を表面的に重んじる組織は、「和して同ぜず」のメンバーばかり増えて、ベクトルの方向がそろいません。つまり、チームとして機能しない。


大人とは、自分を客観視でき、論理的に自分の考えを他者に伝えることのできる人のことです。

対話の経験を通して客観性と論理性を身につけることができます。しかし実際は、年齢的に「大人」でも、精神的には子どものままの人がいかに多いことか。

国会議員もそうですね。大臣の失言などは、自分が主観的世界の中に生きていることの現れです。

国会の論戦を見ていても、与野党それぞれ予め結論があって、平行線の議論を永遠とやっている。中には、首相に対して敬意のかけらも見られない議員もいる。相手にリスペクトを払うのは、対話の大前提です。そもそもこれがなければ、対話など成り立つはずもありません。

マスコミが勝手につけた「ねじれ国会」という言葉も問題です。二院制なのだから、衆参で多数党が異なるのは想定内のことです。むしろ議会制民主主義が正しく機能していると考えるべきでしょう。そして与野党は、このような状況だからこそ、数の力に頼るのではなく、質の高い議論を闘わせなければならない。所属政党の利害関係に拘泥することなく、より高次の視座から、国益全体を見渡して、一つ一つ課題を解決していかなければならない。野党が、問責決議のためのターゲット探しに血道を上げている姿は嘆かわしい限りです。「ねじれている」国会だからこそ、ここは腕の見せどころと、活発で建設的な議論を闘わせて欲しい。

まあ国会議員を責めてもむなしいですが…

 国民が 選んだ政治家 しかいない (万能川柳:富士見 埼玉海人)

実際対話は、家庭でも学校でも教えられてこなかった言語技術で、そもそも意見を言ったり質問したりすることを歓迎しない風土では、身についていないのが普通かも知れません。

しかし、あんたはあんたの好きなようにやればいい。その代わり俺は俺の好きなようにやらせてもらう式はよくない。

まあここはひとつおだやかに、と丸く収めてもばかりいても進まない。その場しのぎというのは、一種の先延ばしです。

物事を決定するときには、自分の意見とその背後にある価値観をさらけ出すリスクを負わなければならない。その勇気のない人たちからなる社会は、前に進まない(閉塞した)社会です。集団の中に隠れ、空気を読んでばかりいても何も変わらないのです。

参考図書:
『対話のない社会』、中島義道著
『不都合な相手と話す技術』、北川達夫著
『対話のレッスン』、平田オリザ著



2011/12/04

【抜書:公・私・公共三元論】

東京新聞(2009.6.17)
 公共哲学協働研究所の金泰昌所長は「徳川幕府は兵営国家、明治政府は官営国家として、民意より官憲を優先した。長い間、日本人は国家と個人の間に何事も認めない体制の中で官に従って生きてきた。民主主義の前提である市民の自主性・自発性・当事者性が身についていない」とした上で、「国家と個人の中間にある市民による主体的な活動は、個人を国民として一元化しようとする国家の在り方をより多元的に開かれたものに変えていくものだ」と語った。

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